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ラスカー賞 医学分野でノーベル賞に次いで権威ある賞

 医学分野で特に有名なのがラスカー賞(Lasker Awards)である。ウルフ賞の医学部門よりも格上で、ノーベル生理学・医学賞に次いで権威ある賞と言われている。

 ラスカー賞は、人類の健康を増進させる生物学上の基礎的発見と臨床医学の進歩に光を当てること、また科学に対する公的支援の重要性に人々の関心を集めることを目的としている。

概要

 ラスカー賞は、1945年、アルバート・ラスカーさんとメアリー・ラスカーさんによって設立され、1946年に第1回目の授与が行われた。

概要
第1回授与 1946年
部門 医学4賞
授与 1年に1回
賞金 各部門2750万円(25万米ドル)
授与者 アルバート&メアリー・ラスカー財団
アメリカ

部門

 ラスカー賞には、4つの部門がある。

アルバート・ラスカー基礎医学研究賞(Albert Lasker Basic Medical Research Award)
 生物学・医学において、新たな分野を開拓した基礎研究に対して授与される賞である。

ラスカー~ドゥベーキー臨床医学研究賞(Lasker~DeBakey Clinical Medical Research Award)
 多くの患者の命を救うような画期的な治療法の確立や新薬の開発などが授与の対象となる。

ラスカー~コシュランド医科学特別業績賞(Lasker~Koshland Special Achievement Award in Medical Science)
 深い畏敬の念を生じさせる科学上の功績が評価される。1994年に設立された賞であり、2年おきに授与される。

ラスカー~ブルームバーグ公益事業賞(Lasker~Bloomberg Public Service Award)
 一般層に医学研究への理解を広める活動や、公共福祉への尽力が評価の対象となる。医学研究や公共福祉の指導者として、それらの活動に対して金銭的支援を行うことにより、多大な社会的貢献をした個人または団体が表彰される。ラスカー~コシュランド医科学特別業績賞と同じく、2年おきに授与される。

日本の受賞

日本の大学に関係する受賞者一覧

 日本の大学に関係するラスカー賞受賞者は7名である。内6名が日本人で、Yoshio Masuiさんはカナダの方である。

アルバート・ラスカー基礎医学研究賞

アルバート・ラスカー基礎医学研究賞
受賞年 受賞者 日本の関係大学
1982 花房秀三郎 大阪大学学、研、助  
1987 利根川進 京都大学学、修
1989 西塚泰美 京都大学学~助、准、神戸大学教、長
1998 Yoshio Masui 京都大学学、修、甲南大学助~准
2009 山中伸弥 神戸大学、大阪市立大学博、助、奈良先端科学技術大学院大学准、教、京都大学
2014 森和俊 京都大学学~博、准、教、岐阜薬科大学

ラスカー~ドゥベーキー臨床医学研究賞

ラスカー~ドゥベーキー臨床医学研究賞
受賞年 受賞者 日本の関係大学 
2008 遠藤章 東北大学、東京農工大学准、教

ラスカー~コシュランド医科学特別業績賞

受賞者なし

ラスカー~ブルームバーグ公益事業賞

受賞者なし

 ラスカー~ブルームバーグ公益事業賞は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが受賞している賞である。2019年時点で日本人受賞者はいないが、今後受賞者が出たとしても、学問とは関係ないため、日本大学ランキング主要国際賞部門からは除外する。

日本の大学に関係する受賞者数の推移

ラスカー賞 受賞者数推移

 日本人初の受賞者は大阪大学の花房秀三郎さんで、1982年にアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞された。第1回目の1946年から結構時間がかかっているが、その後はトントントンと受賞者が増えている。

monkuchushin.hatenablog.com

外部リンク